2011年5月27日より全国公開
東宝東和
公式サイト
SFアクションかと思ったら、恋愛映画ですよ、これは。基本的には「運命論」がテーマですが、具体的には恋愛と仕事、将来の夢の両立で分岐点がきたときに人は何を選ぶかということがテーマになっています。映画の宣伝に使われているメインビジュアルからは想像がつかない内容なので、賛否両論出るかも知れないですね。私はこれはこれで楽しめたし、前向きに解釈したので、ちょっと勇気をもらった気がします。 ネタバレになるのであまり具体的には書きませんが、人には進むべき運命があって、それに進むのが望ましいというか、“正しく進めば”約束されている未来があるけれど、別の道を選んだらどうなるかわかりませんよ、どうしますか?ってことなんですよね。でも、約束されている一見輝ける未来は誰の判断基準なのか…と冷静に考えたら、そこはもしかしたら世間体とか、一般的な価値観であって、自分自身が望むものかどうかは別なのだと思いました。では次に、もし約束された未来が自分も望む未来だったら、何かを諦めなきゃいけないのか…という問題が突きつけられます。こういうことって女性の方が直面する問題ですが、このあたりを考えさせられる映画なんですね。 映画の結末として物足りないと思う人もいるかもしれないですが、これはここで終わるしかないと思いました。と言うのは、この先まで描いたらそりゃ、誰でもそう望むでしょうよ…と無意味なファンタジーになってしまうからです。結局のところ、何が待ち受けていてもそれを追い求めるのか、それを守り続けるのかというところで、共感できるかできないかで感想が分かれそうです。ちなみに私は共感しました。皆さんはどうでしょうか?ぜひ女性に観て欲しい作品です。 |
ぜひデートで観てください。映画のポスターなどの第一印象から期待するアクション的な要素は意外に少ないですが、SFの要素もあり、恋愛視点で興味を持つ要素も多く、2人とも楽しめると思います。 スケールが大きい話のようで個人的なスケールのようで、超大作感では物足りなさがあるかも知れないですが、逆に自分に身近なテーマが描かれている点で楽しめるはずです。将来の夢と恋愛で悩んでいるカップルにはぜひこの作品を観て勇気を持って欲しいと思います。 |
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2011.3.15 TEXT by Myson