2012年6月16日より全国公開
角川映画
公式サイト 予告編
あ〜おもしろかった!ミュージカル仕立てってどんなだろうと思ったけど、だんだんこのノリに慣れてきて、思ったほどこの方式をうっとうしく思わなかったです(笑)。逆に俳優たちの歌声や、懐メロの曲アレンジも新鮮だった点は楽しめました。 ストーリーもすごくわかりやすいし、聞いたことがある名台詞もいろいろ出てきて「この作品のセリフだったのか!」というのを知ることもできて良かったです。一部のシーンをアニメや、文化祭の演劇風に表現していたのも興味深かったです。撮影的に難しいシーンの解決法としての手法だったのかもしれないですが、この映画の雰囲気作りに活かされていると思いました。 あと、ところどころのアホらしいセリフや演出が笑えました。特に気に入ったのは安藤サクラが演じているガムコ。安藤サクラのことをあまり知らなかったので、この映画を観終わってから調べたら奥田瑛二と安藤和津の実娘だったんですね。さすが度胸が据わっているというか、あの吊り下げパンツ丸見えシーンはある意味かなりの勇気がいるシーンですが(笑)、偉いと思いました。それと武井咲も早乙女愛役にぴったりでしたね。特に声質がイメージに合っているように思いました。そして、31歳にして高校生を演じた妻夫木聡。『悪人』を演じてから役の幅が広がったなあと思いました。前の妻夫木のイメージだったら清純派過ぎて大賀誠役に違和感を持ったかも知れませんが、思ったよりもはまっていたと思いました。なんか妻夫木君は最近色気が出てきましたね。良いと思います。とにかく、とても楽しい映画だったのでオススメです。 |
デートで観て楽しい映画です。乱闘シーンはもちろん多くありますが、目をふさぐほどのバイオレンスやグロい映像はあまりないので、大丈夫だと思います。それに途中で歌い出すわけですから、バイオレンス映画というよりも、コメディ・ミュージカル色が強いです。ラストは切ない部分もありますが、全体的には楽しいムードです。年配カップルやご夫婦も、オリジナルとの違いを楽しんだりできて楽しいと思いますよ。無償の愛を描いた作品という意味でも、相手に求めすぎている自分たちを振り返るきっかけになりそうです。 |
関連記事:
■【女の生き方/恋愛】映画に隠された恋愛哲学とヒント
■妻夫木聡、武井咲、三池崇史監督 記者会見
© 2012『愛と誠』製作委員会
2012.4.21 TEXT by Myson