2018年6月29日より全国公開/R-15+
キノフィルムズ
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幸せいっぱいのロマンチックなシーンからスタートするのですが、スパイの話だし、R-15なので、嫌な予感しかしませんよね(笑)。そんなわけで冒頭シーンは予想通りの展開になるのですが、その出来事がきっかけで、ディラン・オブライエンが演じる主人公ミッチは、人生を狂わせてしまいます。そして、復讐することだけを糧に、自己鍛錬して強くなったミッチは、CIAに目を付けられ、スパイの道を辿ることに。軍で訓練を受けてきたような人間とは違うミッチは、独特の感性で任務に取り組み、命令に背きつつもどんどんお手柄を立てていくのですが、こういった設定はこれまで多く見られたスパイものとは違う点で新鮮です。後半は、元スパイと、新スパイの一騎打ちなど、接近戦のアクションが見ものなのですが、意外に爆発シーンが豪快で驚きました。ディラン・オブライエンがかなりアクションを頑張っていて、カッコ良いですよ。テイラー・キッチュの悪役ぶりも観ていて楽しいです。 |
スパイものには必ず出てくる拷問シーンがあるので、女子にはちょっと抵抗があるかも知れませんが、映画を観慣れている女子で、たまには男子が好みそうな作品を観ようという時には、向いている作品だと思います。アクションシーンはふんだんにあり、展開も早いので、観やすいし、鑑賞後に感想を述べ合っても、述べ合わなくても、どちらでもオーケーな作品でしょう。 |
R-15なので、15歳未満の方は観られません。痛々しいシーンがいくつか出てくるので、洋画アクションを観慣れていない人は、少し覚悟が必要です。でも、とても強いスパイ同士が戦う接近戦の動きはスピーディーで軽快なので、観ていて爽快だと思います。高校生の皆さんは友達も観るも良し、たまにはお父さんと観るのも良いのではないでしょうか。 |
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2018.7.3 TEXT by Myson