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アイ・アム・ナンバー４

2011年7月8日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト　ディズニー・スタジオ・ジャパン公式サイト

青春映画とSFアクションがうまく融合された映画です。日本ではまだ知名度が低いキャストがメインですが、ストーリーがわかりやすく、アクションも想像以上に迫力があり、鑑賞後は爽快な気分でした。身を隠す主人公が敵に見つかるきっかけはネット上に勝手に投稿された情報からだったり、侵略者はちょっと異様な顔つきをしていますが、いかにも“宇宙人”というのではなく、その辺にいる悪という風貌で“現代を象徴するSF”だなと思いました。あと恋愛要素も多くティーンは等身大の物語として楽しめると思いますが、禁じられた恋という部分では大人のロマンチックな女子でも楽しめます。ちょっと切ないんですよね～。キューンとなっちゃう人もいるでしょう。あとクリーチャーもなかなか迫力ありましたよ。あとワンちゃんの思わぬ秘密にも驚きました。
次世代のスターを起用していますが、主人公を演じるアレックス・ペティファーは７歳からラルフ・ローレンやGAPのモデルを始め、2007年にはユアン・マクレガー共演の『アレックス・ライダー』でタイトル・ロールを演じた逸材。正統派美男子で今後の人気上昇に期待できそうです。あと、ナンバー６を演じているテリーサ・パーマーは『明日、君がいない』『魔法使いの弟子』と全くタイプの違う映画に出てきましたが、美しさといい演技力といい、注目の女優です。主人公がイケメンということもそうですが、ナンバー６がかなりかっこよくて、女子が活躍するアクション映画として、ぜひ女子にも観て欲しい作品です。

デートで楽しめる映画です。特にティーンや大学生くらいの若い方におすすめです。運命を背負って特殊な能力を備えた異星人と、地球の娘の恋。ヒーローものにありがちな設定ではありますが「自分といると愛する者を危険にさらしてしまうので、一緒にはいられない」という切ないストーリーにロマンチックなムードが盛り上がりそうです。アクションも見応えあり、ヒーローも男子と女子両方活躍しますので、男女ともに楽しめますよ。もちろん大人の皆さんも娯楽作品として充分楽しめます。

2011.7.3　TEXT by Myson