2014年1月11日より全国順次レイトショー
SPOTTED PRODUCTIONS
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全裸のPVを発表するなど、破天荒なパフォーマンスで注目を浴びるアイドルグループ「BiS」主演映画の第2弾。内容的には前作の続編ですが、この作品から観ても十分に楽しめます。 “アイドル映画”という響きからはおよそ想像できない、アクション、バイオレンス、ホラーといったカルト要素がてんこ盛りの異色作ながら、ストーリーは意外にも社会派。悪徳企業「ハピネス電力」が自社宣伝のためにプロデュースするアイドル「エレクトリック★キス」の恐るべき陰謀計画に巻き込まれながら、傷だらけで再結成を目指すBiSメンバーの奮闘を、現代社会に向けたブラックユーモアをたっぷり交えて描いています。王道のハリウッド超大作などが好きな方には、決しておすすめしませんが(笑)、B級映画のチープ感やインディーズ映画が好きな人にはたまらない作品でしょう。以前からのBiSファンにとっては、本作撮影後に脱退したメンバー、テラシマユフ、ミチバヤシリオの姿をスクリーンで見られるのも注目ポイント。350人以上のエキストラを動員したライブシーンの迫力も圧巻で、アイドルフェスに行ったような気分を味わえます。アイドルの既成概念を壊し続けるBiSだから作ることができた、笑って泣ける前代未聞のアナーキーなアイドル映画です。 |
BiSファンのカップルはもちろん、B級風味の作品を一緒に楽しめるカップルならデートで観るのもOK! つっこみどころ満載の設定とストーリーですので、映画鑑賞後にお互いの「つっこみポイント」を話しながらワイワイ盛り上がれそうです。ただし、普段からハリウッド大作や邦画のヒット作しか観ないという相手を誘うと、間違いなくオタク扱いされてしまうでしょう。とりあえず、ファーストデートでは避けた方が無難な作品かもしれません。 |
R指定は無いものの、ちょっぴり残酷なシーンもあるので小さい子には刺激が強い作品です。また、レイトショー上映は観ながら寝てしまう可能性も大です。アイドル映画は華やかでかわいいというイメージを持っていると、戸惑いを隠せない作品ですが、 中学生くらいの年齢になればコミックのような破天荒さをおもしろいと感じる人もたくさんいるでしょう。疾走感あふれるロック調の楽曲もBisの大きな魅力なので、Bisファンはもちろん、音楽ファンなら年齢を問わず楽しめる作品です。 |
©2014『IID2』製作委員会
2014.1.8 TEXT by min