2019年3月1日より全国公開
東宝東和
公式サイト
ストーリー云々の前に、こういう“ウィーン、ガシャーン”とトランスフォームするのを観るだけでも大好きなので、それだけでワクワクしました。“都市が文字どおりに本当に動いて、他の国、土地を侵略する”という設定がとてもユニークで、観る前は「どういうこと?」と思いましたが、見せ方は奇抜ながら、現実社会で起きていることをうまく具現化した描写になっています。欧米系、アジア系のキャラクターの配置も、現実社会の世界情勢を抽象的に表しているように見えて、風刺的な要素を大いに感じるストーリー。メカニカルな視点で観るも良し、風刺映画として観るも良し。観る側にそれぞれ楽しみ方の選択肢を持たせてくれる作品です。 |
キーマンとなる男女のキャラクターがつかず離れずの関係なので、友達以上恋人未満なら特に感情移入しやすいと思います。強引なロマンスは描かれていない点で共感できるし、気まずいシーンもありません。男女ともに楽しめるSFアクション作品なので、デートムービーとしても観やすいと思います。 |
キッズやティーンの皆さんが好きそうな映画だと思います。土地、国そのものが形を変えたり、移動したりと、設定がとてもユニークで、ビジュアル的なインパクトがすごくあるので、それだけでこの映画の世界に容易に飛び込めるでしょう。129分という上映時間に耐えられるかどうかが肝になりそうですが、テンポ良く展開していくので、それほど長く感じないのではと思います。 |
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2019.2.13 TEXT by Myson