2014年10月11日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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本作は、17歳の少女が家族揃って交通事故に遭い、生死の狭間で生きるか死ぬかを選択するというスピリチュアルなストーリー。クロエ・グレース・モレッツが演じる主人公ミアは生死を彷徨っていて、身体から離脱した彼女の意識は、昏睡状態の彼女を見守る人たちの様子を見ています。彼女が生きることを選択しても家族に先立たれ絶望的な状況で、死を選ぶにしても悲しむ人たちの姿を目の前にして簡単には決断を下せません。完全な大人ではないけれど、もう子どもでもない17歳という年齢も悩ましい立場で、自分だったらどうするだろうとリアルに想像しながら観入ってしまいました。生死を彷徨うスピリチュアルな部分だけを描いているわけではなく、基本的には17歳の青春に焦点を当てているので、恋に将来に心を躍らせつつも悩み、希望と不安を抱えた年頃であることが強調されているからこそ、生死を選ぶ難しさが増し、物語に厚みが出ていると思います。そして本作の見どころは、やっぱりクロエ・グレース・モレッツです。本当に綺麗になりましたね!まだあどけなさはありますが、見とれてしまうくらい可愛いな、綺麗だなと思いました。 お涙頂戴なストーリーになっていないのが良いところで、そう思って観ていると意表をついてグッとくるシーンが出てきます。究極の選択を迫られた主人公がどんな決断を下すのか、ぜひあなたの目で確かめてください。 |
17歳の青春を描いているので、恋ももちろん出てきます。主人公ミアと恋人アダムのやりとりはとても初々しく、ロマンチックなので、友達以上恋人未満、付き合いたてのカップルはもちろん、ちょっとマンネリ化してしまった大人のカップルにとっても良い効果をもたらしてくれるでしょう。恋と夢のどちらを取るかという話題も出てくるので、そういう状況のカップルは自分たちを客観的に観るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 |
キッズはまだ「死」の意味がわからない人もいると思うので、生死を彷徨うという設定が理解できるようになってから観ましょう。ティーンは主人公と同世代なのでより感情移入して楽しめると思います。将来どうするかという問題以前に生きるか死ぬかという選択になったら、あなたはどうするか考えてみたり、家族や友達との関係や、恋人を通してつきあう人間関係などもシミュレーションしてみると良いでしょう。 |
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2014.9.30 TEXT by Myson