2010年7月23日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
始めは企業スパイのアクション映画だと思って観てました。でも、テーマは予想以上に壮大でした。他人の夢の中に入り込みアイデアを盗む主人公たち。その夢には階層があり、階層ごとに時間の経過も違い、夢の主によっても状況が変わります。夢は自由にイメージすれば好きなように世界を作れますが、そのことで逆に夢から出たくない、出られないという状況も生み出します。 この映画はアイデアを植え付けるという任務が果たせるのかということを軸に展開してますが、実は「人は夢から抜け出せるのか」「現実を受け入れられるのか」「一体、現実って何なのか」「私たちが見ている世界も現実だと証明できるものはあるのか」というテーマを投げかけられている気がしました。物語の結末は予想通りで個人的には物足りなさを感じましたが、観終わった後にいろいろと考えさせられるテーマにおもしろさを感じました。 個人的な結論としては、“現実”とは個々に違っていて、地球上全員の共通の現実なんてないんだろうなと思いました。 |
夢のまた夢に入り…と少し展開が複雑なので、気楽なデートよりも「今日は映画を観るぞ!」という気合いがある日のデートで観るのにはおすすめです。ただ、あまり難解な映画が得意ではない方で、彼があなたの理解度に結構厳しい場合はデートで観るのは避けた方が良いかも知れません。1人か女友達などと行くのが良いでしょう。 彼氏が映画鑑賞後に優しく解説してくれるようなタイプなら一緒に観て、解説する彼に憧れのまなざしを向けながら耳を傾けましょう。そして、「そうなんだ〜」「なるほど!」という言葉も忘れずに。わからないことはどんどん教えてとおねだりすると喜んでくれるかも知れませんね(ほんとかよ!)。でも、あまり調子の良い相の手ばかりだとうさん臭くなるのでご注意を。 |
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2010.7.7 TEXT by Myson