2014年8月22日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
タイトルの通り竜巻にまつわる物語で、想像通りと言えば想像通りのお話だったのですが、竜巻の圧倒的な迫力と絶望の淵に立たされる人間模様がしっかりと描かれていたので単なるパニックムービーではないおもしろさがありました。 超巨大竜巻は想像を越えるスケールで、出てきた瞬間はその迫力に圧倒され「うわ〜」と声が出てしまったほどです。映像と音がすごいので、観ている側も一緒に竜巻の恐さを味わうと同時に、自然災害にどうしても抗うことができない人間の無力さも感じました。超巨大竜巻の発生するなかで、とまどい逃げる人たちがいるのはもちろん、逆にスクープにするため竜巻をひたすら追う人たちもいて、その両方がだんだんと交わっていく展開にはすごく惹き付けられました。 また『ホビット』シリーズで、ドワーフ族のリーダー役を演じていたリチャード・アーミテッジが、本作では2人の息子を持つお父さん役として登場しています。今回は髭がなく髪型もすっきりしているので、一見別人のように見えましたが(笑)、『ホビット』とは違うリチャード・アーミテッジの新しい一面を観ることができ、好感度がさらに上がりました。とにかく映像がしっかり作られた作品で、家族の大切さも感じる作品になっています。ぜひ大きなスクリーンで竜巻の迫力を体感してください。 |
デートで観てもオーケーです。恋愛要素はほとんどありませんが、超巨大竜巻の迫力にハラハラドキドキしながら観て欲しいと思います。大人のカップルなら真剣に観て、自然災害について語るのも良いと思いますが、付き合いたてのカップルなら単純にアトラクション感覚で観ることをオススメします。あまりにも驚いたら、隣の彼に掴まって彼をさらにドキドキさせて、心の距離も縮めてみるのもアリかも知れませんよ(笑)。 |
上映時間が89分と割と短いのでキッズもティーンも飽きずに観られるでしょう。ただ高学年未満のキッズだと、超巨大竜巻のシーンがちょっと怖いかも知れないので大人と一緒に観ることをオススメします。本作には高校生の息子とそのお父さんとの親子関係(本作の場合は父子家庭)が描かれているので、ティーンはこれを機に親子関係について考えてみてはいかがでしょう。思春期真っ只中の息子の姿に共感するシーンもあるかも知れませんが、敢えて客観的に本作の親子関係を観察してみてください。 |
© 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2014.7.28 TEXT by Shamy