2018年4月20日より全国公開
東宝
公式サイト
普段映画を観る前は極力情報を入れないようにしているので、タイトルだけ見て、ホラー映画かスリラーかなと勝手に想像していましたが、想像と全く違っていました。木梨憲武のダメなお父さんぶりがリアルで、家族の冷たい態度が観ていて切なかったですが、あれほどの状況だったからこそ、後半の展開で希望を持たせるストーリーにできたんだなと思いました。佐藤健が演じた、暴走した悪役も新鮮で、かなり鍛え上げられた肉体美にも目を見張るものがありました。あのキャラクター設定だけに、説得力のある肉体にしなければいけないところを見事に仕上げてきたとは、感心、感心(笑)。ストーリーは、人の良心、罪悪感を問う内容で、“全くの他人の死”についての受け止め方も改めて考えさせられました。いろいろなスタンスで楽しめる作品だと思います。 |
かなり多くの人が死ぬし、痛々しいシーンもあるので、苦手に思う人がいるかも知れません。なので、相手の映画の好みが分からないうちや、初デートでは避けたほうが良さそうです。そんな心配がないカップルは、男女問わず楽しめる内容なので、デートで観るのも良いでしょう。家族の物語でもあるので、観終わった後は、お互いの家族について話すのも良いと思います。 |
コミックやアニメで内容を知っている人もいると思いますが、実写にすると、描写がより生々しくなるので、少し衝撃が強いかも知れません。キッズにとっては怖い内容にも思えるので、苦手な人は無理せず、大きくなって免疫がついてから観ると良いでしょう。ティーンのキャラクターも複数出てくるので、ティーンの皆さんは誰かしらに感情移入して観られると思います。友達の大切さを実感できる内容でもあるので、仲の良い友達を誘って観るのもオススメ。 |
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©2018「いぬやしき」製作委員 ©奥浩哉/講談社
2018.4.9 TEXT by Myson