2012年9月7日より全国公開
東宝
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今作でファイナルですが本当に長く続きましたね、もう15年だそうです。今作では今までの警察内のキャラクターが総出演という感じで、さらに新たなキャラクターを豪華な面々が演じています。このシリーズは「組織での生き方」をテーマにしている点がおもしろいですが、今回はその根幹を問うストーリーになっており、最終的に青島刑事は組織のなかでどう生きていくのかを結論づけるラストになっています。組織がどうであれ、組織の中の「個」はどうあるべきかを問う内容でしたが、最後に柳葉敏郎が演じている室井の「組織のなかにいる人間こそ、信念が大切だ」というセリフがとても印象に残りました。大きな組織では歯車の1つでしかないという感覚が出てくるかも知れませんが、例え多くの中の一人でしかなくても、その1人1人の信念が強くないと組織は崩れてしまうということなのかななど、いろいろと考えさせられました。正直なところ、このシリーズのコミカルな部分は私のツボにはまらないのですが、「組織とは」という哲学的なテーマの部分は好きです。 |
万人にわかる映画なので、デートで観るのも良いと思いますが、ある程度シリーズをわかっていた方がより楽しめます。過去のテレビドラマの部分までは復習しなくても大丈夫ですが、スピンオフ以外のこのシリーズの映画版は一通り観ておくと良いでしょう。ご存じのとおり、露骨にラブシーンなどはないので、友だち以上恋人未満のカップルなどでも気楽に観られると思います。 |
©2012 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー
2012.8.29 TEXT by Myson