2012年3月10日より全国公開
松竹
公式サイト
2011年から“はやぶさ映画”がいろいろと公開されてきましたが、これが最後の公開です。ほかの作品とは違って、はやぶさ帰還をテーマにしながらも、登場人物やドラマは作られたものとなっています。また3Dで、内容は子ども向け。わかりやすく作ろうとしている努力は伺えますが、物語のなかに子どもを無理矢理絡めている感も否めません。軸は藤原竜也が演じる主人と、三浦友和が演じる父の物語なのですが、並行して前田旺志郎が演じている家族のストーリーも描かれていたり、いろいろなものを詰め込みすぎて、どこに集中して観て良いかわからない感じがしました。3Dにした点では宇宙空間をリアルに感じやすいと思うので、あまり細かい点を気にせずに、子どもがワクワクしながら観る分には良いと思います。 先に別の映画ではやぶさ帰還がすごいことだというのをわかってしまってから観賞したので、なかなか純粋に新鮮な気持ちで観られないのが申し訳ない気もしますが、初めて“はやぶさ映画”を観る方はもっと違った感想になるのかも知れません。 |
©2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会
2012.2.26 TEXT by Myson