2010年10月1日より全国公開
松竹、アスミック・エース
公式サイト
徳川吉宗という名前のままで女、侍とかは男のままだけど側室とかが男っていう意味になるのか…とか、はじめはややこしく感じるのではと思いましたが、全くややこしいことなく、すんなりとストーリーに入り込めました。原作を読んでいないので元のキャラクターとの比較はできませんが、映画だけ観ての印象として、玉木宏がすごく役にはまっていたと思います。男の園にいそうな感じですね。あとは男同士のドロドロした争いが女々しく思えましたが、それがまさに男女逆転という意味でしっくりきてました。でも、やっぱり女の大奥の方がもっとドロドロして、たちが悪いとも思えました。そういう意味では男版の大奥は物足りなさもありました。逆に女の潔さ、決めたらあっさりしているという部分は、女版徳川吉宗のキャラクターを魅力的にしていたように思えます。とにかく吉宗のやることが爽快で、同じ女としては気分が良かったです。期待以上におもしろかったですし、時代劇は苦手という人も抵抗なく観られると思うのでおすすめです。 |
充分デートで楽しめる内容です。でも、男女逆転という設定なので、俺様タイプの彼氏は気に入らないかも知れません。俺様タイプでなくとも、男子なら「こうなったら怖いわ〜」とぞっとするかも知れないですね。なので、女子は鑑賞後に吉宗っぽくならないように注意です。まさに高速道路を下りた後に高速道路感覚で一般道路を走っちゃダメですよの感覚です。…ってわかりづらいわ!あとは男女の恋愛以外にも、男同士の“いろいろ”な関係が描かれているので、触発されちゃいそうな彼氏は連れて行かない方が良いかもしれないですね。目覚めちゃったら自分がフラれちゃうか、ライバルが女だけでなくなるか…ということになっちゃうので、気をつけましょう。 |
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©2010 男女逆転『大奥』製作委員会
2010.9.6 TEXT by Myson