2013年2月16日より全国公開
CJ Entertainment Japan
予告編
実在した朝鮮15代目の王、光海王(クァン へ グン)にまつわる史実を新しい解釈で描いた本作。暴君だったとされる光海王ですが、最近になり彼による実利外交の対外政策や方などの民主安全策について再評価され、改革君主だったという認識も出てきているとのこと。この2面性と、光海の日記の空白部分に着目して作られたのが本作のストーリー。なので、王の影武者がいたという部分は史実ではありません。 それはさておき、このストーリー、本当におもしろかったです。影武者になるのが道化師ということで、イ・ビョンホンは真逆のキャラクターを演じ分けているのですがとてもうまい!!いつ正体がばれて危機に直面するのか終始ハラハラしますが、前半はコミカルで笑いどころも何度もあり、ラブストーリーもあります。終盤は宮中の権力争いなども絡んできて、一転して緊張の連続。最後まで気が抜けない展開で大満足でした。「王であること」をどう提議するのか、最後に大事なメッセージがありますが、とても共感し感動しました。韓国問わず、民はこういうリーダーを求めているんだというのは共通ですね。日本の政治家も見習って欲しい15日間の王でした。韓国の時代劇とか、イ・ビョンホン主演だとか関係なく、いろいろな方に楽しんでもらえる作品です。 |
韓国の時代劇ですが、特に世界史に詳しいとか、韓国に詳しいとかでなくても充分に楽しめます。前半は楽しいシーンも多く笑えるし、後半は緊張感が急に増しますが最後まで飽きずに観られます。ラブストーリーの部分もあるので、みどころはいろいろ。老若男女関係なく楽しめます。一点だけ、キャラクターの名前が覚えにくいのが難点です。予め、人物相関図を確認してから観ると良いです。パンフレットを買うもよし、WEBの公式サイト(人物相関図はこちら)でプリントアウトして持参するも良し。一枚の相関図を覗きがてら仲良く寄り添うチャンスですね。 |
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