PC画面上だけで展開されるという構成は前作と同じですが、描かれている闇の種類が異なります。そういう点では、今作のほうが現実にありそうな設定なので、怖いと感じる人も多いのではないでしょうか。ネット社会には、本当にいろいろな人がいて、関わってはいけない人がいるということを実感できる内容で、一部の限られたところで存在しそうな問題だと思いつつ、どこで自分が巻き込まれてしまうかわからない怖さがあります。シリーズ2作目とあって、前作を観ていると、設定自体の新鮮さは感じないかも知れませんが、犯人との心理戦は前作よりも高度で、追い詰められる感覚はパワーアップしていますよ。最後まで観ると、“あの映画”に似てるなという部分が出てきたのですが、それを言うと、ネタバレにもなりそうなので、内緒にしておきます。 |
耳の不自由な女性とその恋人のやり取りが一つの鍵を握っていて、自分達に置き換えて考えると、臨場感が増して感じるかも知れません。前半は犯人の正体に想像がつかない怖さがあり、後半は殺されるかも知れない恐怖が増して、スリリングです。前作と同じく、容赦なく殺されてしまう場面も出てくるので、ホラー映画に免疫がなさ過ぎると、思った以上に怖くて疲れてしまうかも知れません。誘う相手は選びましょう。 |
ネット世代のキッズやティーンの皆さんは、大人よりも抵抗感なく、いろいろなゲームやアプリを利用しそうなので、本作のキャラクター達のように巻き込まれてしまう恐怖はより臨場感を増すかも知れません。でも、反面教師的に観れば、「こういうことは注意しなきゃ」というポイントが学べそうです。PC画面上で起きることなので、多少距離感は保てていますが、残酷なシーンも出てくるので、中学生以上向けかなと思います。 |