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アンロック／陰謀のコード

2018年4月20日より全国公開／PG-12
キノフィルムズ
公式サイト

ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチと、豪華キャストなので、映画好きには溜まりません。オーランド・ブルームは小汚い格好をしても品が隠せないですね（笑）。本作ではワイルドな役を演じているので、ぜひご注目を。テロリストの背景については、組織がいくつ登場して、どのキャラクターがどの組織の人間なのかというところが複雑なので、前半はちょっと頭がこんがらがりますが、真相が見えてくると徐々に整理されていくのでご安心を。このキャストならキーマンのはずと深読みしてしまう部分は否めないので、こういう映画を観慣れている人は、すぐに真相にたどり着けるかも知れませんが、ジョン・マルコヴィッチの飄々とした演技が予測を阻んできたり、不可解な動きをするキャラクターが出てきたり、頭を使う映画が好きな人の好みに合いそうです。

ロマンチックな雰囲気になるような、ムーディな映画ではありませんが、女性が主人公のアクションは、男女共に観やすいとは思うので、アクション映画が大丈夫な人なら、デートに誘っても良さそうです。映画を観慣れていないと、前半少々置いてけぼりになる可能性はあるので、その辺りの相手の好みがまだわからないうちは、本作のようなサスペンス・アクションではなく、コメディなどわかりやすいジャンルにしたほうが良いかも知れません。

PG-12なので、12歳未満の人は、保護者と一緒なら観られますが、大人向けのサスペンス・アクションなので、もう少し大きくなってから、興味が出たら観ると良いでしょう。世の中で起こるテロ事件には、いろいろな憶測が囁かれますが、本作もそんな世相を彷彿とさせるので、世界情勢に関心のあるティーンは楽しめそうです。

2018.4.11　TEXT by Myson