2013年9月7日より全国公開
角川書店
公式サイト 予告編
重力が真反対に作用する “双子惑星”に住む二人の男女が恋に落ち…という設定ですが、この双子惑星は富裕層と貧困層に別れていて、しかも上の富裕層の人間が下の世界にいっても上の世界の重力に反応したままで下の世界で普通に足をついて歩くことはできません。下の人が上の世界に行っても同様。こんな世界観でどうやって恋をするのだろうと本当に先が読めずにいましたが、この世界観をとてもうまい具合に活かした展開になっていました。ただ階級の違いで阻まれた恋愛ではなく、重力までに阻まれた二人。そしてさらに、彼らにはもう一つ乗り越えなければいけない壁がはだかり、恋愛物語は盛り上がっていきます。ジム・スタージェスが演じるアダムの純粋で一筋な思いや、二つの重力のなかキルスティン・ダンストが演じるエデンとアダムが二人で戯れるシーンもキュンとさせてくれます。設定がややこしいので、途中でちょっと「??」となるシーンもありますが、一方でよくこんな複雑な設定でここまで描けたな〜と感心しました。この世界観とラブストーリーがナイス・コンビネーションで相乗効果を生み出していると言えます。細かいところは気にせずに、どっぷりロマンチックなムードに包まれながら観て欲しい一作です。 |
ぜひ大好きな人と観て欲しいロマンチックな作品です。二つの重力が存在する世界でお互い反対の重力のなか暮らしている男女が結ばれるために奮闘する物語は、きっと観る人の恋愛ムードも盛り上げてくれるはず。相思相愛なのに何かに邪魔されて恋愛がうまくいかない状況に疲れているカップルは、こんなありえない状況でもめげずに愛し続ける主人公たちにあやかって、恋愛へのパワーをチャージしましょう。 |
設定は難しいと思うかも知れませんが、キッズでも楽しめる内容だと思います。むしろこういう不思議な世界観は子どもたちの目にも珍しく新鮮で楽しいでしょう。ティーンは感情移入して楽しめる話題です。また普段勉強なら「重力」と聞くと苦手意識が出てしまうかも知れませんが、映画のストーリーのなかに出てくる分には抵抗もあまりないでしょう。苦手意識がある人は、本作をきっかけに重力についての授業が楽しめるようになるかも知れませんよ。 |
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2013.8.28 TEXT by Myson