2012年5月5日より全国公開
東宝
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原作の漫画は読んだことがないので、原作のキャラクターにどれくらい忠実かは判断できませんが、小栗旬と岡田将生が兄弟というキャスティングはなかなかはまっていたと思います。2人とも長身でバランスが良く、並ぶと絵になりますね。小栗旬の役は三枚目タイプで、髪型をアフロっぽく(設定上は天然パーマ)しただけでどこまでそう見えるのか…と思ってましたが、ちゃんと三枚目キャラになっていました。この兄弟の子ども時代のやりとりが結構重要なのですが、子役がとても良かった!子ども時代と大人になってからがちゃんとリンクしていると思えたし、子役の2人がとてもかわいいんですよね。微笑ましかったです。 ちょうどこの映画を観る前に、(別の仕事でですが)アメリカに滞在中の宇宙飛行士、大西卓哉さんにネット中継でインタビューをさせて頂きました。そのインタビューに備えていろいろと宇宙飛行士の方の訓練について調べたり、ご本人に聞いた話から多少知識があったので、より興味深く観ることができました。合格するのがどういうタイプかというのも予測しながら観て、余計に楽しめた気がします(原作は知らずに観ましたが、正解しました)。少しですがそういう知識を持って観ても、結構違和感はありませんでした。 うちは2人姉妹ですがとても仲が良いので、兄弟愛や、上の子と下の子の役割や特徴なども共感する部分が多く、自分に姉がいて良かったなと改めて思いました。あと、何かに夢中、何かがすごく好きという思いは、我らトーキョー女子映画部の皆さんにも共通することですが、好きなことがあるというのはやっぱり素晴らしい。少々変人扱いされても憶せず好きなことを追究するって、かっこいいじゃないですか。自分も映画が大好きで今の仕事ができていることに感謝できました。とても夢のある映画ですので、原作の漫画を知らなくても楽しめます。ぜひ女性も観てください。 |
宇宙へ夢を馳せる兄弟の物語はさわやかで、デートで観ても楽しめます。そんなに宇宙について専門的なことをいうわけでもないし、老若男女問わず気楽に観られる内容です。今はわかりませんが、一昔前なら、小さい頃になりたい職業として必ず登場していた宇宙飛行士。でも、実際に宇宙飛行士になる方法は知らないものですよね。この映画では宇宙飛行士になるまでのストーリーがメインなので、今まであった宇宙飛行士の映画とはちょっと違っていて新鮮です。まだつきあいたてのカップルは、相手をよく知るために、この映画を観た後に「今の夢」「子どもの頃の夢」について語るのも良いのではないでしょうか?ベテランカップルや夫婦も、普段急にそんな話題を振るのはちょっと恥ずかしいかも知れませんが、本作を観てからなら自然に話題にできそう。お互いの夢を知ることは、将来2人がどうつきあっていくのかにも関わるので、そういう認識をお互いに確認しあうよいきっかけになりそうです。 |
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©2012「宇宙兄弟」製作委員会
2012.4.11 TEXT by Myson