2011年2月4日より全国公開
20世紀フォックス映画
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1作目がどんなだったか、おさらいしておけば良かったと思いましたが、これだけでも一応話はわかります。途中まで「どういう終わり方をするんだろう」と結構引き込まれましたが、終盤でいきなり片付けられた感じがしました。「これまでのいろいろはそれだけで解決するんかい!」とツッコミを入れたくなりました(笑)。 ということでオチには少々納得がいかなかったのですが、久々に生き生きしたマイケル・ダグラスが観られたのは嬉しかったですね。ちょっと最近勢いがなかったというかあまり見かけなかったけれど、こういう役はやっぱりこの人でなきゃ。そんなところを観られただけでも本作はオーケーなんでしょう。 ちらっとチャーリー・シーンも出てくるので「おおっ!久しぶりだ!」とテンションが上がります。別にファンではないんですけどね、最近見ない顔ぶれが見えると映画ファンとしては安心するじゃないですか(笑)。 あとは金融のお話なので、これを機に「ここ数年の大不況の引き金となったリーマン・ショックはなぜ起きたのか」に改めて興味を持ってもらうと良いのではないでしょうか。「リーマン・ショックを起こしたサブプライム・ローンはからくりが複雑過ぎて理解している人はごくわずかしかいない」という皮肉もセリフに出てきますが、そもそも金融界の一握りの人たちがそうやってある種のペテンをして金儲けをしているんだなというのがわかりますよ。 |
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2010.12.19 TEXT by Myson