2013年9月21日より全国公開
アスミック・エース
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なんとカワイイお話でしょう!ゾンビ男子が人間の女子に恋をするというストーリーをどう締めくくるのか心配でしたが、今までに観てきたゾンビ映画とは常識が違っていて、新解釈のゾンビを登場させることで解決しています。そしてニコラス・ホルトのゾンビぶりも絶妙でゾンビなりの葛藤が笑えるし、恋をすることで変化していく様子に共感してしまいます。ゾンビ男子が恋愛の対象なんて普通に考えたらもちろんあり得ないんですが、観ている方もだんだんこのゾンビRに感情移入してしまうので、彼が恋する人間女子のジュリーがまんざらでなくなってきても違和感を感じません(ほんまかいな・笑)。まあ「ありえない!」という反応はちゃんと別のキャラクターがやってくれるのでこちらがわざわざ懐疑的にならなくても良いように描いているあたりもうまいと思います。 初めの方はゾンビの滑稽なお話をに見えて、最後は意外にもゾンビのかっこいい熱い話になっていて感動させられちゃったりするのですが、良い意味で期待を裏切ってくれる秀作です!深読みしすぎかもしれませんが、本作に出てくるゾンビは、心が冷めて何に対してもやる気を失ってしまった人間を描いているのではないかと思いました。でも少しだけでも心に火種が残っているゾンビは自分次第で何とでもできる、そういうメッセージがあるように感じました。とにかく楽しくてカワイイ映画なのでラブストーリーとしても人間ドラマとしても楽しんでください。 |
ラブコメとは言えゾンビ映画なので人間に襲いかかるシーンも多少あり、脳みそを食べちゃったり血も出ますが、怖くて観られないというほどではないので、ほぼ誰が観ても大丈夫でしょう。キュンとするラブストーリーなのでデートで観ると良い雰囲気になれそうです。ゾンビ男子と人間女子の恋愛なので気まずくなるような際どいシーンはなく、笑えるシーンが多いので安心して楽しめます。どんなカップルにもオススメですが、友達以上恋人未満、付き合いたてのカップルは特に主人公たちの関係性に近い状況だと思うのでより共感できると思いますよ。 |
キッズにとってはゾンビは怖いとと思いますが、本作のゾンビのなかには友達になれそうなゾンビも登場します。“ゾンビあるある”をネタにしたユーモラスなシーンがたくさんあるので、ゾンビのことを全く知らないキッズは多少ゾンビについて知識を入れておいた方が楽しめるでしょう。ティーンはゾンビ男子と人間女子の恋愛物語をありのままに楽しんでください。この設定は現実的ではないですが、人を見た目で判断しない、固定観念で判断しないということの大切さを少し学べるかも知れません。 |
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2013.9.13 TEXT by Myson