2012年8月18日より全国順次公開
エスピーオー
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なんか、この感じ、すごく人間ぽくて好きです。決して悪人ではないけれど、始めは家計が苦しくなったためにちょっと悪知恵を働かせた主人公が、思わぬ事態に巻き込まれ、お金よりも大事なことに気付いていきます。 ポール・ジアマッティが演じる主人公マイクは弁護士。彼は天涯孤独と思われた老人の面倒を見るといって後見人になりながらも、その老人を施設に預けて、彼の後見人になることで得られる報酬を受け取ります。でも、突如老人の孫カイルが現れ、ひょんなことから彼を居候させることになり、だんだんとカイルと家族の絆を築いていくのですが…。 マイクの家族と、カイルの家族。まったくタイプの違った家族ですが、みんな必死に生きようとしています。それぞれが考える幸せの形は違うけれど、お互いが本当の思いやりで接することができたとき、彼らは本当の家族になります。他人同士だからドライにもなれるけれど、一方で他人同士でも家族にもなれる、そんな希望を与えてくれる、とても温かいドラマです。 |
全体的にはほのぼのした展開のストーリーながら、後半は静かに心を揺さぶる展開でとても良い話です。デートでもぜひ観て欲しいと思います。彼や旦那さんが、家族とちょっとうまくいっていないようなら、なおさら連れて行って欲しいと思います。例え問題を抱えていても家族は大切なんだと感じられる作品です。こういうと短絡的すぎると思われるかも知れませんが、生活苦を解消することよりもやっぱり愛が大事だと思える映画なので、ぜひ大切な人と観てください。 |
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2012.8.17 TEXT by Myson