2012年12月1日より全国公開
ブロードメディア・スタジオ
公式サイト 予告編
ホラーに慣れている方だったらそれほど怖くはないと思いますが、ビックリするシーンは何度かあるのでお化け屋敷感覚で楽しめました。この手のホラーには、「何か起こるのがわかってるのに、なぜそこに行く?」と思わせる主人公の不可解な行動、「そんなことやっても無駄でしょ」と思える抵抗はお約束ですが、そんなツッコミどころ満載な点が逆に私は好きです。でもそんな余裕をぶっこいている私でも、実際にああいう黒服の女が出てきたら怖いなと想像すると、ゾクゾクっとしました。脅かされたりするよりも、ただ佇んでいるだけの方が怖かったりしますよね。 で、本作では主演のダニエル・ラドクリフがパパ役を演じています。すっかり大人になりましたね〜。観る前は違和感があるかもと思いましたが、ちゃんとパパらしく見えました。そろそろ『ハリー・ポッター』のイメージから脱して欲しいラドクリフですが、大人になり違った雰囲気を醸し出す彼を本作で観てください。 |
ゴシックホラー独特の暗くて不気味な雰囲気は終始漂いますが、血が噴き出すようなホラーではないので、普段ホラーをあまり観ない方でも耐えうる怖さだと思います。ビックリさせられるシーンがあるので、ビックリついでに彼に急接近できるチャンスです。 自分が好きなタイプは強い男なのに、たまに見せるナヨナヨした彼のしぐさが気になっている方は、この作品を一緒に観てみましょう。彼が「キャッ!」と言ってしがみついてきたら、それを良しとするかどうかはあなた次第ですね(笑)。 |
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2012.11.29 TEXT by Myson