2018年10月3日よりブルーレイ、DVD発売&レンタル開始
9月5日より先行デジタル配信開始
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト
「クマのプーさん」と言えば、可愛くて癒やされる人気キャラクターのイメージだったので、本作も明るく爽やかなお話なのかと想像していましたが、意外と現実的な内容で驚きました。本作は、「クマのプーさん」の誕生の裏で起きた原作者一家の物語が描かれています。所々で「クマのプーさん」の世界観を感じるシーンもありますが、原作者一家の人間ドラマにより引き込まれていく内容となっていました。 私はクリストファー・ロビンが実在したことさえ知らなかったのですが、幼い彼が小説の登場人物としてどんどん有名になってしまう感覚は、普通に育った自分には想像ができず、本当に大変だっただろうなと思います。また、親子関係については、正直「両親から子どもへの愛情がどのくらいあるんだろう?」と疑問を感じるシーンもありましたが、そこには時代性も大きく関係しているように見え、とても考えさせられました。 クリストファー・ロビンの父親であり原作者を演じたのは、ドーナル・グリーソンで、その妻をマーゴット・ロビーが演じています。憎たらしくも愛おしくも見えるこの難役を務めた2人の演技力はさすがです。プーさん誕生の裏側でどんなことが起きていたのか、ぜひ本作でご確認ください。 |
「クマのプーさん」にまつわる物語だけでなく、夫婦や親子関係も描かれた物語なので、これから結婚や妊娠を考えているカップルが一緒に観ると、今後どんな家族関係を築いていきたいのか考える良いきっかけになると思います。また、本作を観た後にプーさん関連のほかの作品を観て、どんな印象だったか感想を言い合うのもおもしろそうです。 |
キッズがプーさんの可愛いキャラクターイメージのまま本作を観るとびっくりしてしまうと思いますし、内容自体がより人間ドラマに焦点をあてた大人向けの作品なので、できれば中学生以上になってから観ることをオススメします。中学生以上のティーンはクリストファー・ロビンの感情に共感しながら観ることができると思いますが、敢えて彼を取り囲む大人に注目しながら観て欲しいと思います。誰が正解で不正解だったかというよりも、本作の大人を参考にご自身が将来どんな大人になるべきか考えてみてください。 |
関連記事:
■第98回部活座談会リポート
■未公開映画活性課
■TJE Selection イイ男セレクション/ドーナル・グリーソン
©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018.9.4 TEXT by Shamy