2013年8月24日より全国公開
東宝
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オリジナルのアニメは観たことがなかったのですが、ちょっと愉快な戦隊ものをイメージしていただけにシリアスな場面が多いことにまず驚きました。松坂桃李が“ガッチャマン”のリーダーの健を演じ、綾野剛は健の幼馴染みで仲間の一員であるジョーを演じています。2人とも二枚目キャラですが、ちょっと種類が違います。健は正統派でジョーは自由奔放という感じなので女子のなかではきっと好みがわかれるような気がします。普段は2人ともクールですが、物語が進むに連れてだんだんと熱くなっていくのでそういう切り替わりもイケメン好きにはたまらないと思います。ですが“ガッチャマン”という設定がある以上マント付きのコスチュームの着用は必須なので、「カッコ良いこと言っているけどその格好だよ」とついツッコミを入れたくなる場面もありました(笑)。 そのほかの“ガッチャマン”メンバーは剛力彩芽、濱田達臣、鈴木亮平が演じています。この3人はイケメン2人と違っておふざけ担当なのですが、それぞれにきちんと得意分野があってちゃんとやることはやるので全体的に良いバランスがとれていました。特に濱田龍臣が演じていた甚平は天才的なハッキングの能力があって、まだ幼くかわいさもあるのに1人のメンバーとしてみんなから頼りにされているのもおもしろかったです。 物語は近未来が舞台となっていて、壊滅状態の地球を救うために“ガッチャマン”が悪党と戦っていきます。単純に悪いやつらをやっつけて終わるだけではなく、そこにしっかりドラマ要素があって愛と友情が描かれています。最新VFXを使用した迫力ある映像も見応えがありますし、誰でも気軽に楽しめる作品です。ぜひ大きなスクリーンで観てください。 |
デートで観ても大丈夫です。シリアスな展開のなかに笑えるところもバランス良く入っているので、誰でも親しみやすい作品です。恋愛要素を全面に押した作品ではないのでロマンチックなデートのときよりもいつものデートで観るタイプの映画です。彼がアニメ版の『ガッチャマン』を知っているのであれば、「実写化はどうなのか」「オリジナル版はどういう話だったのか」など聞いて会話を楽しむのもアリです。とはいえお互いに何も知らなくても単純に楽しむことができます。 |
キッズもティーンも楽しめる作品です。親子で観るのに特にオススメです。子どもたちは迫力ある戦いに盛り上がり、大人はイケメンに注目して観たり、昔のアニメを懐かしむことができるのでみんなが満足することができます。現在の話に過去の話が絡んでくるところもあるので、もしかすると小学校低学年以下のキッズは途中でストーリーが混乱するかも知れませんが、一緒に観る大人が補足で説明をしてあげれば問題なく観ることができます。リーダーの健を観てそのリーダーシップを学ぶこともできますし、仲間との信頼関係や自分の意志の大切さも学ぶことができる作品です。ぜひ観てください。 |
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©タツノコプロ/2013 映画「ガッチャマン」製作委員会
2013.8.14 TEXT by Shamy