2014年9月13日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト
観る前のビジュアルだけの第一印象で、子どもっぽい映画なのかなとか、クールな感じではないなとか、正直あまり期待していなかったのですが、大人も笑えるアホさが満載ですごく楽しめました。同時にアホさ満載なのに作りはしっかりしているので安っぽくないのがさらに良かったです。主演のクリス・プラットにもあまり馴染みがなかったのでやや上から目線で観ましたが、だんだんカッコ良く見えてきました(笑)。彼が演じたピーター・クイルはチャラ男のクセにいざというときにはデキる奴というのがポイントが高いですね。そして、宇宙でトレジャー・ハンターをしているというスケール感と対比して、亡き母が遺したミュージックテープとウォークマンを命と同じくらい大事にしているというおセンチなメンタリティのギャップにも共感できました。そしてやっぱり良い意味で大きく期待を裏切ってくれたのが、ヴィン・ディーゼルが声を務める樹木型ヒューマノイドのグルートです。天然キャラで優しく、かつ強い彼は「私はグルート」しか言わないキャラですが、この一言で何通りもの感情表現をするという設定が、最初はコミカル、最後は感動的に演出されているのが憎いです。ブラッドリー・クーパーが声を演じるアライグマのロケットも見た目がアライグマというだけあってカワイイはカワイイですが、私はグルートの方がカワイくて好きです。皆さんもお気に入りのキャラクターをぜひ見つけてみてください。 というわけで、キャラクターがとてもたっている印象で、そんな個性的なキャラクターたちが1つのチームとなるのが本作。絶対に続編はあると思いますが、本作の終わりでピーターの出生にまつわる秘密がほのめかされるのできっと次作はそのあたりが掘り下げられると期待しています。それはさておきとにかく本作は大人も子どもも楽しめるスケールの大きな笑えるSFで、ほかのアメコミのような悲壮感は少ないので、アメコミの悲壮感が苦手という方にぜひ観て欲しいです。 |
よっぽどのSF嫌いでない限り、どんなカップルでもオーケーのデート・ムービーです。話もわかりやすく、笑えるシーンも多いので、何も気にせずに気楽に観られます。最近のアメコミはキャラクターがいかつく、ダークなタッチで描かれたものが多かったですが、本作のキャラクターは馴染みやすいし、シーンもコミカルで映画初心者でも観やすいですよ。 |
キッズもティーンも楽しめるアメコミです。それぞれのキャラクターが個性的でおもしろいし、特にアライグマのロケットや、樹木型ヒューマノイドのグルートなどはキッズにも馴染みやすいでしょう。ストーリーも全く難しい部分はないし、笑いどころもわかりやすく、クールにキメるべきところはちゃんとカッコ良くできているので、見どころも満載です。最初はそれぞれ宇宙の荒くれ者だったキャラクターたちがひょんなことから手を組んで宇宙を助けるチームとなっていくストーリーからもぜひ何か感じ取って欲しいです。親子で観てもお友達と観ても楽しめますよ。 |
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2014.9.3 TEXT by Myson