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2013年9月27日より2週間・首都圏限定公開／PG-12
20世紀フォックス映画
公式サイト
 偶然居合わせた高校生3人が超人的な能力を手に入れてしまう物語ですが、能力をどうして得てしまったのかということより能力を得たあとの3人に焦点をあてた作品です。ものを思うままに操ることができるという能力で、自らも飛ぶことができるというかなりすごい力を得ます。もしこの能力を得たのが高校生のこの3人じゃなかったとしたら、全く別物の世界を救うヒーローのストーリーになっていたのかなと思います。 本作では普通の高校生に突然その超人的な能力がプラスされたらどうなってしまうのかがリアルに描かれていました。精神的に子どもの部分と大人の部分が混在する彼らは、最初はこの能力を上手く使って楽しんでいますが、三人三様でだんだんと能力に対する考えが変わり、友情にも亀裂が入っていくという展開がおもしろかったです。 それに主人公がビデオカメラで日常を記録するという趣味があったため、映画そのものもビデオカメラで撮っている映像が映し出されていたところもこの作品の特徴です。たまに主人公がそのビデオカメラを持っていないところはどうするのかと思ったら、上手いこと友だちの手にカメラが渡っていたり、別の子がブログ用としてビデオカメラをたまたま持っていて、そちらの映像に切り変わったりと少々強引なところもありましたが（笑）、高校生の目線がこちらにも十分に伝わってきたように思います。 備わった能力を生かすも殺すも自分次第という残酷な展開のあるおもしろい作品です。2週間限定公開ですが、ぜひ期間中に映画館で観てください。 |
 ここぞと決めたいデートより普段のデートで気軽に観に行って欲しいタイプの作品です。主人公たち高校生の目線で観ても良いですし、「もし自分たちカップルがこんな超人的なパワーを持ったら…」と想像しながら観ても楽しいと思います。得た力の使い道についてを考えさせられたり、高校生3人のなかで自分はどのタイプに近いかなど観終わったあとで話しやすいネタがあるあたりは初デートや付き合いたてのカップルにも向いていると言えます。 |
 キッズが観て良いと思いますが、やはり高校生がメインのお話なので中学生以上のティーンにオススメしたい映画です。超人的な能力のすごさに圧倒されながら楽しみつつ、家族や友だちとの関係についてを中心に観てください。彼らのような超人的な能力ではないにしろ、自分の持つ才能や力を生かすも殺すも自分次第だということを学んで欲しいと思います。 |
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©2011 Twentieth Century Fox
2013.9.18 TEXT by Shamy
