2010年10月30日より全国公開
プレシディオ
すっごくおもしろかったです。こういう映画は大好きです、3人のキャストがまず良いですね。彼らの演技力のおかげで物語に集中できます。始めはこの3人が何の関係があるのかなかなか見えてこないのですが、それが余計に気になって引き込まれていきます。少しずつ少しずつ、彼らの内面に変化があって、最後に加速してそれぞれの運命が結末を迎えます。クライマックスはほんとうにおもしろかったです。うまい!と思ったし、鑑賞後に“何か”を残してくれます。キャラクターがそれぞれに何を守ろうとするのか、何を大事にしようとするのか、それを鑑賞者はどう受け取るのか、結末にはそういう問いかけがあるように思いました。男臭い映画に見えますが、ドラマ性たっぷりなので、女性にもおすすめの一作です。 |
ライトユーザーにはちょっと小難しい印象があるかもしれないので、映画好きのカップルにおすすめの一作です。はっきり言って暗い話なので、デートでぜひというトーンの映画ではありません。でも、議論好きのカップルなら観た後にいろいろと話題にできそうな要素がたくさんあります。あのキャラクターは「こう思ったからこうしたんじゃない?」「こうしたら良かったのに」とか、イーサン・ホークが演じるサルの言動は「女だったらこうしてくれた方が嬉しかったのに」「男ならこうするのはわかる」とか、女性視点、男性視点でも解釈が違いそうなので話すとおもしろそうですよ。 |
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2010.8.27 TEXT by Myson