2011年2月19日より全国順次公開
ゴー・シネマ
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歴史を振り返るというような物語で、ドラマチックには描かれておらず、地味な映画ではありますが、幕末、明治維新の時代に興味がある人ならば楽しめる内容なのではないかと思います。専修大学創立130年記念映画だそうですが、専修大学は名前は知っていたものの、そんなに歴史があるとは知りませんでした。明治維新の動乱期に渡米し、英語で法律や経済を学んだ男たちが学問で日本を変えようと立ち上がった話ですが、英語の法律用語を日本語に置き換える(まだ日本語で存在しないので彼らが訳した)シーンは、今は当たり前にあることでも「誰かが始めたから今がある」というのを実感しました。 女子的に楽しめる要素は正直あまり無いですが(笑)、三浦友和と山口百恵の息子、三浦貴大が主演ということで彼の男前ぶりを観察してみてください。あと注目の役者と言えば、柄本明の妻の角替和枝と息子の柄本時生が共演しています。柄本明一家は全員役者ですが、柄本兄弟の顔を見ていると柄本明の遺伝子ってすごいなと思えるほど顔が似ていますが、演技力も受け継いでいると思います。 |
デートで観るには堅い映画です。専修大学の学生や卒業生、そのほか由縁のある方は話題性があるかも知れませんが、関係ない場合、日本史が好きとか、幕末好きとかで無い限り、デートでウキウキして観る内容ではありません。歴史上の人物が多く出てくるし、当時の話し言葉で少々難しいので、あまり頭が回らないときは観ない方が良いでしょう。でも、ちょっと角度を変えて、三浦友和&山口百恵ファンだった世代のカップルや夫婦は、彼らの息子を見守る気持ちで楽しめるかも知れませんね(笑)。 |
2011.2.19 TEXT by Myson