2010年11月20日より全国公開
ファントム・フィルム
公式サイト
布枝さんこそ、妻の鑑(かがみ)ですね。こんなに生活が大変なのに、夫の才能と信念を貫かせてあげるなんて!しかもお見合いから5日で結婚した人にそこまでとは…という驚きもありますが、きっとこの2人は運命で結ばれてるんだろうなと思いました。そして、水木しげるさんのキャラクターにも親近感が湧きました。実際に自分が布枝さんの立場だったら「どうにかしてよ!」とイライラするかも知れませんが、ただの意地っ張りというよりは、この人は絶対的に自分を信じているという意味で、本当に男らしいと思いました。だからこそ、布枝さんは彼についていこうと思ったのかも知れません。どちらにしても、こんなに素敵な夫婦はなかなかいないのではないでしょうか?見習うべきところがたくさんあって、勉強になりました。二人が一緒になったから、奇跡が起こったのかも知れないと思ったら、ロマンチックでもありますね。 |
ぜひご夫婦で観に行って欲しい映画です。お互いを大事にしているから成功できるというお手本夫婦の姿にとても前向きになれます。誰もが貧乏は嫌だけれど、そんなことよりも大事なことがあるという価値観を夫婦で共有できているのがすごい。女は現実的になりがちだけれど、布枝さんは現実的でありながら夫しげるさんに合わせるというのがなかなか真似ができないところだと思いました。「夢を追う男が好き」というだけでは甘い考えで、本当に二人とも未来を信じていなければいけないのだと実感しました。若いカップルが観たら違った観点になるのかも知れないですが、今隣りにいる相手で良いのか…と考える機会になるかも知れません、良くも悪くも(苦笑)。 |
©2010 水木プロダクション/ 『ゲゲゲの女房』製作委員会
2010.11.13 TEXT by Myson