2015年11月21日より全国公開
松竹
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ホラーはわりと何でも観るほうなのですが、邦画ホラーのなかでもすごく怖いと昔から噂されている中田秀夫監督の『女優霊』はまだ観ておらず、“伝説のホラー『女優霊』から20年…”というキャッチフレーズの本作の怖さがいかほどかわからず観ましたが、今の自分がホラーに慣れているせいか、思ったほどは怖く感じませんでした。でも、ホラーをたまにしか観ない人にはちょうど良い怖さで、これくらいなら誰にでも薦めやすいと思いました。ホラーは洋画よりも邦画のほうが不気味だなと個人的には思うのですが、本作に登場するような人形は特に不気味ですよね。だいたいの場合、洋画も邦画も幽霊や怪物みたいなものの実態が見えてしまった瞬間に怖くなくなる=正体がわからないうちがより怖いものだと思うのですが、本作のように原因は最初から人形とわかって観ていて、その人形に憑依しているそのものはずっと目に見えないというほうが、怖さは持続すると思います。わかりやすいストーリー、程よい怖さ、主役はAKB48の島崎遥香ということで、どちらかというとティーンにオススメのホラーです。 |
まだあまり距離を縮めたくないと思っている友達以上恋人未満の人は、自分がすごく怖がりならやめておいたほうが良いでしょう。うっかり怖いときに相手にボディ・タッチすると、勘違いされてしまうかも知れません。でも、本当にホラーが苦手という人は例外ですが、怖いもの見たさがある人なら、デートでホラーはお薦めです。一緒に怖がりながら観て、距離を縮められるのがホラーの良いところ。過剰なボディ・タッチは相手により気を付けながら、アトラクション感覚で楽しんでください。 |
小学校高学年でホラーに興味が出てきたらチャレンジしても良さそうですが、小さなキッズにはまだ怖すぎると思うので、大きくなってから観ましょう。主人公を演じるのはAKB48の島崎遥香でストーリーもわかりやすいので、ティーンにはオススメです。ホラーは友達と一緒に観に行くと、ハラハラを共有できるし、怖がりな友達が1人いるとその反応のおもしろさで鑑賞後に盛り上がれると思います。 |
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2015.11.18 TEXT by Myson