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2017年11月23日より全国公開
20世紀フォックス映画
公式サイト
 『（500）日のサマー』『アメイジング・スパイダーマン』を手掛けたマーク・ウェブ監督作ということで期待は避けられませんが、その期待に見事に応えてくれる人間ドラマです。ユーモアの効いたセリフに技を感じましたが、特にお気に入りは、メアリーの「おはようございます、先生」というセリフの使い方。同じ言葉を２回別々のシチュエーションで使うことで笑いを誘う、ユーモアたっぷりなシーンとなっていて、序盤でこの映画のノリに引き込まれました。そして、キャストも最高です。“キャプテン・アメリカ”でお馴染みのクリス・エヴァンスがアクションなしで挑む普通の男にも親近感が湧きます。とは言え、アクションなしでも、Tシャツの下の筋肉の存在感は健在なので、もちろんマッチョ好きもそれなりに堪能できます（笑）。そして、見事な演技を見せてくれたのは、子役のマッケナ・グレイス。小生意気だけどとってもキュートな天才少女を好演し、クリス・エヴァンスとの共演シーンで、何度も涙を誘います。 親子ではなく、叔父と姪という関係性で描くことにより、観る側が既婚未婚かを問わず、人間の父性、母性を感じることができます。ホッコリする映画で癒されたい方はぜひ観てください。 |
 主人公達は親子ではなく、叔父と姪という関係ですが、どんな人にも父性は芽生えるのだと自信を持たせてくれるストーリーなので、将来結婚を考えているカップルで、子どもを持つことにあまりピンときていない彼氏と交際している人は、刺激と自信を与える機会として、本作を一緒に観るのも良いと思います。 |
 非凡な才能に恵まれたことで、最愛の人と引き離されそうになってしまう少女の姿には、キッズやティーンの皆さんも感情移入しやすいと思います。子どもの意志は二の次で、大人の事情に振り回されてしまう様子も、他人事には思えないでしょう。家族で一緒に観て、子ども目線、大人目線で語り合うと、普段言えないことも言えるかも知れませんね。 |
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© 2017 Twentieth Century Fox
2017.11.22 TEXT by Myson
