2010年11月13日全国公開
パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹
![]() さ、話を映画の内容に戻します。デミ・ムーアとパトリック・スウェイジ版の『ゴースト ニューヨークの幻』(1990年)は思い出深い作品なので、正直なところ本作を観るハードルはだいぶ高かったです。なので、逆に始まって数分で「これは別の作品として観た方が楽しめるかな」と思って鑑賞したのですが、大体のあらすじは同じながら男女の設定が逆で片方が外国人だったからか、思ったほど違和感は感じませんでした。ただ、別物として割り切ったので逆にあのテーマ曲(本作では平井堅が歌う)が流れたときに違和感を感じました。なんだか義務感で流れているように思えてしまったんです。でも、それ以外の部分では、樹木希林が演じる霊媒師がとてもおもしろかったし、ところどころユーモアがあって意外に楽しめました。ソン・スンホンも守ってあげたくなるような愛おしい感じが出ていて良かったと思います。ちょっと設定が強引だなと思う部分もありましたが、これくらいなら許せるかな。オリジナル版を知っている方なら、「ここはオリジナル版ではああだったな」とか思い出しながら観ると違った楽しみ方もありますよ。 |
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©2010「ゴースト」製作委員会
2010.11.6 TEXT by Myson