2015年6月20日より全国公開
日活
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一言で言うと、いろいろな意味でものすごい映画を観てしまったという感想です(笑)。本作は、Vシネマ出身の三池崇監督が原点に返るべくオリジナル企画として製作した作品。ヴァンパイアのように首筋を噛まれるとヤクザになってしまうという斬新な設定で、町中にヤクザがどんどん増殖していきます。主人公を演じたのは市原隼人で、今回は鍛え上げた肉体を惜しみなく披露しています。基本的にはカッコ良いのですが、敏感肌だから入れ墨が入れられないとか、ちょっとマヌケなところもあるおもしろいキャラでした。そのほかのヤクザキャラのなかには、『TOKYO TRIBE』に出演していた現役女子高生(撮影当時)アクション女優の坂口茉琴も出演していて、今回は男の子役としてパンチパーマで登場。彼女の小回りの利いたアクションは今回も見事です。 敵が着ぐるみらしきカエルだったり、ヤクザが大量に増殖したり、いろいろとツッコミどころもありましたが(笑)、アクションバリバリのヤクザ映画という意味では、監督の原点回帰というテーマに納得できます。市原隼人のカッコ良さを堪能しつつ、謎の敵キャラとの抗争シーンなど、全体のハチャメチャ感を楽しみながら観てみてください。 |
暴力シーンがNGな女子でなければ、彼とデートで観ても大丈夫です。ラブストーリーも描かれていて、主人公が彼女に対して男気を見せる場面もあるので、彼に男らしさをもっと出して欲しい女子は、心身共にカッコ良い主人公を参考にしてもらいましょう(笑)。ハードなアクションシーンもありますが、笑いどころもあり、いろいろな視点から楽しめます。男女で観るとポイントが違うと思うので、観終わったら本作について意見交換すると盛り上がりそうです。 |
キッズもティーンも観られますが、血が出る激しいアクションシーンもあるのでキッズは大きくなってから観ることをオススメします。アクションものが好きなティーンは、本作の世界観にどっぷり浸って観ましょう。特に男子は、本作の市原隼人のカッコ良さには憧れちゃいますよ。ヤクザになることはオススメできませんが(笑)、彼のような肉体的なカッコ良さと男らしさは目標にしましょう。 |
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2015.6.16 TEXT by Shamy