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グリフィン家のウエディングノート

2013年11月29日全国公開／PG-12
ポニーキャニオン
公式サイト　予告編　　　

豪華キャスト、結婚式と聞くと、女子が大好きな素敵なストーリーと思うところですが、これだけのメンバーを集めておきながら、露骨にエッチな発言が多いのでビックリです。ただムッツリスケベみたいな下ネタではなくカラッと明るく開けっぴろげだし、発言はエッチな内容が多いけれど、エッチなシーンはほとんどなく、無礼講な飲み会で酔っぱらい同士が下ネタを連発する現場に居合わせるような感覚に近いと思います。監督は、ジャック･ニコルソンとモーガン･フリーマン主演『最高の人生の見つけ方』の脚本を手掛けたジャスティン・ザッカムだけあって、結婚式のドタバタのなかに家族再生の糸口があり…という展開なので、ただハチャメチャでエッチ発言が多い映画というわけではもちろんありません。なので、むしろこのメンバーを集めてこういう映画を作るという発想をまずおもしろがって楽しんで欲しい作品です。

映画『グリフィン家のウエディングノート』ロバート・デ・ニーロ／ダイアン･キートン

エッチなシーンはないので気まずくなるほどではないと思いますが、下ネタが超苦手というカップルはやめておいた方が良いでしょう。本作のポスターイメージが結婚式を全面に出した女子が好きそうな雰囲気を醸し出しているだけに、結婚を間近に控えたカップルが、「私たちみたいにハッピーなカップルの話だよね」と内容も知らずに飛びついたら、イメージと違ってビックリする可能性があるので気を付けましょう。結婚式とは言え無礼講過ぎる内容に不謹慎だと思ってしまうような超真面目な方にも向いていません。でも２人のあいだにヒビが入るほど深刻な内容ではないので「映画のなかのお話」として割り切って楽しめるカップルにはオススメです。

PG-12なので、大人が一緒ならキッズも観られますが、キッズがわからない言葉などを大人に聞かれても説明しづらいと思うので、もうちょっと大きくなってから観た方が良いでしょう。ティーンはだんだんエッチな発言をされたりしたりするお年頃なので興味はあると思いますが、この家族のようにオープンな人は日本では余計にいないので、同じテンションでマネしないように気を付けてくださいね。

2013.11.19　TEXT by Myson