「竹取物語のストーリー知ってるもん!」と思って舐めてました。これはすごい!「竹取物語って、実はこういう話だったんだ!そんな解釈があったんだ!」と驚き、いろんな意味で感動しました。「姫の犯した罪と罰」という本作のキャッチコピーの意味がすごく気になっていたのですが「こういうことだったのか」と納得。押しつけではなく、セリフがうまく観客の解釈を助けてくれて、この童話に隠された人生の教訓とも言えるメッセージを教えてくれます。まさに大人のためのお話と言ってもいいような深さと重みを感じました。 そしてかぐや姫の物語をアニメ化したらこんな世界観になるんだなと、改めてジブリの凄さを見せつけられ、この表現力にも圧倒されました。特に人の動きの躍動感や温もりの描写にはいつも驚かされます。日本人独特の世界観と表現力なのか、ジブリの作品は日本の誇りですね。 日本人なら誰もが知っていると言っても過言ではない童話ですが、これは誰も観たことのない“竹取物語”になっています。日本人の反応はもちろん、海外の方がどう観るのかもとても気になります。宮崎駿監督の引退は寂しいですが、高畑勲監督がいる限り、まだまだジブリは大丈夫ですね!必見の一本です。 |
デートでもぜひ観て欲しい作品です。誰でも知っている童話の映画化なので馴染みやすいのと同時に、観たことのない「竹取物語」とも言える作品で深いメッセージを感じる内容なので観た後の会話も盛り上がること間違いなし。男女関わらず観て欲しい一作です。もちろんきまずいシーンもないし、中高生カップルからシニアカップルまで楽しめます。 |
キッズやティーンにぜひ観て欲しい作品です。ぜひ大人と意見交換をしてみてください。子どもの頃にこの物語を読んでの解釈と、大人になって本作を観ての解釈の違いが出てくると思います。大人と子どもの解釈の違いを意見交換するとお互いにためになるはずです。まだ「竹取物語」を知らないキッズは、映画を観る前にでも観た後にでも、本も読んでみると良いでしょう。本での楽しみ方とアニメとして映像化した作品での楽しみ方を比べても楽しいですよ。 |
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2013.11.13 TEXT by Myson