2011年11月5日より全国公開
東宝
公式サイト
原作の漫画は読んだことが無いのですが、シリーズ1作目から映画ではおもしろいなと思ってました。今回のチャレンジはパチンコ台。冒頭ではどういう展開になるのかイメージがつかなかったんですが、ラストの種明かしで「からくりの仕込み方がうまいな」と思いました。そりゃ原作は売れてる漫画ですから当たり前ですね(笑)。 でも、そんなところにカラクリを暴くポイントが隠されてたのかと驚くところも多く、人の観察眼って大事だなとしみじみと感じました。ギャンブルを軸とした展開ながら、すべてを解く鍵は結局誰かの観察力がキーになってるんですよね。自分も観察眼を磨こうっと! そして、前作の終わりでちょこっと出てきた人物。なんでこんなちょい役に吉高由里子を使っているのかと思ったら、こういうことだったんですね。ってことで、1作目の因縁がかなり物語に出てきますので、先に1作目をおさらいしてから今作を鑑賞することをお薦めします。 |
ハラハラドキドキな展開が楽しめるので、デートで観るのも良いでしょう。ただし、ギャンブル好きな人が観たら、感化されてしまわないかと心配です。ギャンブルで人生を台無しにする人も出てきますが、カイジ自体はギャンブルで人を救おうとするので、ギャンブルを正当化するには良いお手本になっちゃいますね。なので、ギャンブルをやめさせたい相手は連れて行かない方が良いと思います。とは言え、そういうギャンブル好きは自分で観に行っちゃいそうですが(汗)。まあ、そんなケースに当てはまるカップルはあんまりいないとして、映画そのものはエンタテインメントとして気楽に楽しめます。また、カップルとして興味深いシーンは、借金を返すためにゲームに参加させられる男と、その婚約者のシーン。愛が勝つのか、お金への欲が勝つのか、婚約中、婚約前のカップルはこのシーンを観て、冷静に隣の人を見極めましょう。 |
©福本伸行・講談社/2011「カイジ2」製作委員会
2011.11.3 TEXT by Myson