2013年12月14日全国公開
東宝
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原作のマンガを読んでいて音楽業界の話だとわかってはいましたが、実写になって本当に音が聞こえることが新鮮でした。キャスティングもちゃんとキャラクターのイメージと合っていて、特にヒロインの理子役はオーディションで選ばれたというだけあり、新人の大原櫻子は雰囲気も合っている上、歌も上手で良かったです。それから秋(アキ)役を佐藤健が演じていてカッコ良かったのですが、少女マンガの男子なので見方によっては少々キザに見える場面もありました(笑)。ほかにも相武紗季、三浦翔平、窪田正孝が個性的なキャラを演じています。さらに歌うシーンも結構あるので普段見ることができない俳優たちの姿を見ることができました。 物語は恋愛のドタバタもありますが、男性が主役でバンドや音楽業界のお話が中心に描かれているので、「歌手やバンドの裏側ってもしかして本当にこんな感じなの?」と思うところもたくさん登場します。もちろん原作を知っていても知らなくても関係なく楽しめるので気軽に観てみてください。 |
ラブストーリーですが、主人公が男性でビジネスも絡んでくるお話なので若い世代から大人のカップルまで楽しめるでしょう。マンガの方が少々刺激が強めですが、映画ではキスシーンはありますが、ほかは相武紗季がちょっとセクシーな格好をして出てくるくらいなのでカップルで観ても気まずくなることはありません。本作には悩みを抱えるキャラクターがたくさん登場するのでお互いが誰目線で観たのか、観終わってから話し合っても楽しいと思います。 |
マンガだと刺激的なシーンや発言が多いので、映画で観ることをオススメします。普段テレビで観る華々しい音楽業界の裏側の部分が描かれているので、キッズはもしかすると驚くかも知れません。もし将来アイドルやバンドで活躍することを目指しているのなら、この映画を観てから大人と話し合って今後について話し合うのも良いと思います。ティーンは恋愛と仕事が絡んできたときの人間の心の動きを客観的に観察して観るとよりおもしろいと思います。ぜひ人間観察の目を養いましょう。 |
© 2013青木琴美・小学館/「カノジョは嘘を愛しすぎてる」製作委員会
2013.12.11 TEXT by Shamy