2013年7月20日より全国公開
東宝
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男のロマンがたくさん詰まった作品でした。飛行機やゼロ戦に興味がある人は特に楽しいと思います。そういったことに興味がなくても、戦争という時代を背負いながら強く生きていく人々の姿に勇気をもらうことができる作品です。 本作は主人公の二郎の幼少期から大人までの半生が描かれています。戦争や震災といった悲しいできごとが背景にありますが、恐怖を煽るようなシーンはありませんし、あくまで二郎の半生が飛行機の夢と共に描かれています。それにただ夢見る青年の姿を描くのではなく、菜穂子という女性と出会い恋に落ちていくという甘酸っぱい展開もあって楽しめました。恋愛面に関しては「そんな急展開で良いの!?」と驚く場面もありましたが(笑)、それがまた昔っぽくもあって楽しく観ることができました。 松任谷由美が歌う主題歌の【ひこうき雲】は本作にとてもぴったりで、この歌が40年間この映画の完成を待っていたのではないかと思うほどです。ぜひ歌詞にも注目しつつエンドロールまで楽しんでください。 本作は宮崎駿監督らしい個性溢れるキャラクターがたくさん登場し最後まで飽きさせない作品になっています。物語そのものも観る度に発見があって、感想も変わるような気がします。ぜひ何度か観ていろいろな感情を楽しんでください。 |
各キャラクターや声優陣に注目したり、恋愛、時代背景を中心に観たり、さまざまな楽しみ方ができる作品なのでデートでも楽しめます。いろいろなことを感じさせてくれる分、感想もいろいろだと思うので観終わってからごはんやお茶をしてゆっくり話せる場を設けましょう。そのときはぜひ自分の正直な感想を相手に話してくださいね(笑)。この作品は考えるところがありつつも爽やかにまとまっている素敵な作品です。ぜひ2人で楽しく観てください。 |
<リクエスト1>むぅさん:友達以上、恋人未満の相手がいる Q:終わったあとの雰囲気はどうですか? |
キッズでも観ることができますが、大人向けの作品なので観終わってから時代背景や物語そのものの補足説明が必要です。中学生以上のティーンにはぜひ観て欲しい作品です。特に主人公の二郎や菜穂子がどうやってこの苦しい時代に夢を持って過ごしていくのかを中心に観てください。飛行機の詳しいことはわからなくても二郎の失敗と成功を繰り返す姿から諦めない努力が大切だということを学ぶことができるでしょう。 |
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2013.7.31 TEXT by Shamy