2012年8月4日より全国順次公開
スターサンズ
公式サイト 予告編
拉致されたと言われている方のほかに、在日の方が北朝鮮に帰ったがために、自由に日本には戻れないという状況になっているなんて知りませんでした。それに日本にいる家族も自由に海外に行けないという縛りがあったり、同じ日本に住んでいながらこういうことで苦労をされている方がいたというのはとてもショックです。 井浦新(ARATAが改名)が演じている兄のソンホが、妹に“手伝い”を頼むシーンも切なかったし、自分の状況を受け入れて生きる術が思考をストップさせることという告白が悲しかったです。どこにいても思考や思想を支配されるというのはどれほど辛いものなのか、私たちの想像を絶するものだと思いますが、この映画を観て、日本に日本人として住んでいることがいかに有り難いことなのかを再認識させられました。ラストシーンは、自由に恵まれた私たちに対するメッセージのようにも思いました。せっかく恵まれた環境にいるのだから、いろいろなことを自分の意志で経験するという人生を有り難く生きなければいけないですね。 |
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2012.7.29 TEXT by Myson