アメリカのデトロイトから、北アフリカの砂漠地帯にあるパイプラインをロボットで監視している青年が、監視先に現れた女の子を救うというストーリー。設定がすごくユニークで、想像していない展開がどんどん出てくるので、最後まで引き込まれました。恐らくこの青年と女の子のラブストーリーなのだろうと思いきや、最初はそんな可能性を感じさせない状況なので、オチまでの運び方がとても上手だなと思いました。印象的だったシーンは、道に迷った盲目のおじいさんが青年に恋のアドバイスをするところ。女性の耳の後ろのニオイを嗅いで、キスをしてみて、先に相性を確認しろという類のことを言っていたのですが、妙に信憑性があったので、皆さんも試してみてください(笑)。前半は悲しい展開が続くのですが、ラストは爽快。失恋した方、好きだった人と不本意に別れてしまった方は、本作を観ると元気が出ると思いますよ。 |
気まずいシーンもなく、最後はロマンチックなので、デートで観るのも良いと思いますが、男性は誰に感情移入して観るかによって、印象が変わりそうです。また、「運命の人ってこの世に1人しかいないの?」というテーマも含まれていて、ラストをどう受け止めるかによって、お隣に座っている相手が運命の人と思えるかどうかが変わってきそうです。その辺りだけ考慮して、デートで観るか、1人で観るか、友達と観るか決めてください。 |
舞台はアメリカのデトロイトと、北アフリカの砂漠地帯。後者は、親が決めた相手と結婚しなければいけないしきたりが残る世界で、そこに生きる少女は、自分の好きな人と結婚したいともがきます。自由に恋愛をして、自由に旅をして…という日本の生活はいかに恵まれているかを知ることができるストーリーなので、ティーンの皆さんはぜひ観てみて欲しいと思います。 |