2012年2月25日全国公開
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リース・ウィザースプーンが予想以上にサーカス顔というか、曲芸師の格好が似合ってましたね(笑)。で、クリストフ・ヴァルツが演じるマーリーナの夫オーガストがもっと悪役かと思ったのですが、思ったほどでもなかったので、ちょっと禁断の恋という部分が弱く感じられました。確かに激情するタイプだし、ゾウへの虐待や従業員への仕打ちはひどいなとは思うのですが、経営者としてはそれなりに頑張っているように思えてしまい、憎めない部分もありました。リースが演じるマーリーナも若い頃に拾ってもらって、この人しか知らないという部分があるからだと思いますが、それなりにオーガストにも愛があるように見えたので、二股かけてる感がありました。という具合に私の場合は、女子として女子を厳しく観察してしまったわけですが(苦笑)、そういう部分が逆にこの女性の弱さであり、助けてあげたいと思わせる魅力であるようにも思えます。私は客観的に観ちゃいましたが、ロマンチックな人はもっと陶酔して観られるかも知れません。自分が最近ドライだなと思う人は、敢えて自分のロマンチックさを試すために観るのもおもしろいんじゃないでしょうか? |
ロマンチックさん同士のカップル、略奪愛の末に結ばれたカップルは、観るとさらに盛り上がるでしょう。逆にロマンチックなシチュエーションが苦手なカップル、シャイでドライなやりとりのために発展しないカップルは、たまにはこういうのも観て、刺激を受けてみると良いかも知れません。またマンネリなカップルは、本作で描かれる「好きな人と好きなときにそばにいられない切なさ」を感じてキュンとなれば、ちょっと新鮮な目で相手を観られるかも知れません。また、クリストフ・ヴァルツが演じるオーガストに注目して観ると、最近相手に冷たくしちゃっている人、自己中心的になっている人は、甘えてばかりじゃいけないし、強がっちゃいけないというのを客観視できると思いますよ。 |
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2012.2.7 TEXT by Myson