2011年7月16日全国公開
東宝
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青春真っ盛りなさわやかな物語かと思いきや、後半で急激に大人の話題になるというか、そういう匂いを漂わせるので結構シュールな話やね〜と驚きました。なので真相がわかるまでは複雑な気持ちに急にさせられて、思わぬところでキュンとなっちゃいましたよ(笑)。で歌がいつも雰囲気を作る大きな要素となっていますが、『ゲド戦記』に続き今回も主題歌を歌う手嶌葵の歌声は独特でジブリの世界観に合いますね。 主人公と近い中高生が観るのと、1960年代に青春時代を送った人で全然感想が違うのかも知れないですが、誰もが味わうであろう青春時代の恋心の感覚は共通して楽しめる映画だと思います。 |
お互いになんとなく相思相愛でいよいよ本気になろうとしたら、自分たちの過去にまつわる問題が浮上してきてどうしようもなくなるというちょっと残酷な展開も出てくるのですが、そんな状況下で主人公たちがどうするのかを見守るうちに二人して感情移入して、「自分たちも禁じられた恋」を体験する思いで盛り上がるかも知れません。な〜んて〜。まあ内容的にはかなりウブなやりとりが多いので友だち以上恋人未満のカップルは共感するだろうし、逆にマンネリしたカップルには初心を思い出す内容で良いのではないしょうか? |
©2011 高橋千鶴 ・ 佐山哲郎 ・ GNDHDDT
2011.7.9 TEXT by Myson