大泉洋が演じる鹿野は最初本当に憎たらしいのですが、後半で彼の魅力が実感できます。“何をできるかできないか”という一般的な考え方に振り回されず、自分がどうしたいのかを大事にしている鹿野の生き様がとてもカッコ良くて、“やってみないとわからないのに挑戦していないだけのこと”がたくさんあると気付かされます。“障がいを持っているから”“健常者だから”という垣根は自分達が勝手に作っているだけで、何でも自分次第だなと思わせてくれるストーリーで、すごく勇気をもらえます。実話をもとにしているということもあって説得力も抜群です。それにしてもやっぱり大泉洋が上手! |
付き合いたての若いカップルが鹿野と関わることで振り回される様子は、最初のうちはやきもきするのですが、鹿野は最終的に2人に良い影響を与えてくれます。なのでカップルの目線でも共感できるし、鹿野と同じ大人目線でも共感できます。交際する上でお互いどんな風に振る舞えば良い関係を築けるのかというヒントも描かれているので、デートで観るのもオススメです。 |
いろいろな立場のキャラクターの目線で観られるので、ぜひキッズやティーンの皆さんにも観て欲しい作品です。人を思いやるとはどういうことなのか、自分の正直な気持ちを出すとはどういうことなのかなど、当たり前のようでできていないことがたくさんあることを改めて知ることができます。親とぶつかるシーンも出てくるので、やりたいことがあるのに素直に言い出せない人も勇気をもらえると思います。 |