2019年3月1日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
軸はラブストーリーですが、SFファンタジー色も強く感じる作品となっていて、冒頭でその意外性に引き込まれます。タイムパラドックスについて、いろいろな説が出てくるので、時間軸を越えて描かれる映画をたくさん観てきた人には、復習的な観方もできそうです。同時に、タイムパラドックスってややこしいと感じる人でも、本作のなかでわかりやすく解説してくれるので、ちょっと整理できるかも。寝癖あり、料理上手、不器用というキャラクターの平野(高橋一生)は、女子ウケが抜群そうだし、志織(川口春奈)もいろいろなファッション、髪型で、女子の興味を惹きそうなキャラクターです。2人が住むアパートもすごくオシャレで、ファンタジック。女子が好きな世界観がいっぱいです。最後は、どうやって問題を解決するのか、ハラハラドキドキもありますよ。 |
主人公の2人の距離感は少しずつ詰まっていくので、友達以上恋人未満のカップルのデートや、初デートで観ても気まずくなりません。お互いの気持ちをはっきりわからないまま、探り探りでドキドキする感覚にも共感できると思います。タイムパラドックスについては、鑑賞後に摺り合わせしたくなる部分だと思うので、会話のネタにも困らないでしょう。かと言って、難しい内容ではないので、安心して観てください。 |
大人の恋を描いているので、大人のほうが共感できる部分が多いように思いますが、ストーリーは年齢を問わず楽しめるので、興味があったら観てみてください。時間軸を頭の中で描きながら観ることになるので、キッズには少々難しいと思いますが、中学生以上なら無理なくついていけそうです。鑑賞後にタイムパラドックスについて、理解を深めたい場合は、そういう世界に興味が深い友達を誘って観に行くと良いでしょう。 |
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©松尾由美/双葉社 ©2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会
2019.2.26 TEXT by Myson