2013年12月28日全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
予告編
一作目で大量発生した食べものに溢れた島で、今度はフード・アニマルが大量発生。てっきり退治する話かと思いきや意外な展開でした。今作では、前作で食べ物を大量発生させるマシーンを開発した主人公のフリント・ロックウッドに対抗するキャラクターとして、フリントが子どもの頃から尊敬する、最高のフードバーを開発した天才科学者チェスターVが登場し、前作とは違った雰囲気を醸し出しています。ストーリーは子どもにわかりやすくできており、どうでも良いジョークもふんだんに使われていつつ、テーマ自体は、飽食、廃棄、環境破壊、生態変化…とかなり教育的な内容が詰まっています。でも押し付けがましい印象はなく、アニメで楽しくそういうことを学べる内容になっているので、親子で観るのにとても良いと思います。 キャラクターも個性的でビジュアル的にもインパクトあり。特にかわいいのはイチゴちゃんですが、私のお気に入りシーンは、イチゴちゃんがフリントが一生懸命フード・アニマルたちに話す言葉を通訳しているシーン。ツッコミを入れたくなる“おもしろかわいい”シーンです。そして今作ではフリントのパパがかなり良い味を出しています。今作から観ても簡単なので話は充分理解できますが、どうせなら1作目から観た方がいきさつがわかりやすいので、ぜひ前作をおさらいしてから観てください。 |
主人公フリントとお天気お姉さんのサム・スパークスの恋はちらっと描かれますが、ファミリー向け映画なのでデートで観てロマンチックになるような映画ではありません。でも、ほのぼのとした雰囲気と楽しいジョーク、アドベンチャー要素もあり、誰でも楽しめる内容なので、デートで観てももちろん問題はありません。イチゴちゃんやピクルスなどかわいいキャラクターも出てくるので女子ウケは良さそうですが、「俺様はヤクザ、マフィア映画しか観ねえ」という硬派な彼氏や旦那さんを連れて行くのは少々酷です。誘う男子のタイプ次第で誘うかどうか考えましょう。 |
食べ物や動物にまつわる教育的要素も含まれたストーリーですが、堅苦しくなく幼児でも楽しめる内容なので、キッズにオススメです。ぜひ親子で観て何を感じたかを話しあって、大人は大人なりの視点でストーリーのウラにあるメッセージを解説してあげると良いと思います。ティーンの場合は少し子どもっぽく感じるかも知れないので好みは個人差が出そうですが、「このキャラクターがかわいいな、おもしろいな」というくらいに気楽に観ると良いでしょう。 |
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2013.12.24 TEXT by Myson