2018年3月1日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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2015年にパリ行き特急列車内で起きた、554人の乗客全員を狙った無差別テロ襲撃事件で、武装した犯人に立ち向かった3人の青年達。本作は、当事者である本人が主演を務め、現場に居合わせた乗客も出演しているという、異例のスタイルで撮られました。演技未経験と思われるキャストの演技はとても自然でしたが、この恐怖体験をよく再現できたなという驚きもあり、3人の青年と、乗客皆のメンタルの強さを感じます。8割くらいは、幼馴染みの3人の少年期から現在までの日常を描いているのですが、少年時代は学校で落ちこぼれ扱いをされていた3人が、こうして大きくなって勇敢に悪に立ち向かったという点で、英雄伝としても多くの人に支持されると想像できます。簡単には真似できない勇敢な行動ですが、3人が普通の青年だったというところが、皆に勇気を与えるのだと思います。 |
観て気まずくなることはありませんが、デート向きな内容ではありません。淡々と出来事が描かれていて、ロマンチックなムードになるような展開はないので、1人でじっくり観るか、こういう内容に興味がある友達と観るほうが良いと思います。ただ、彼に勇敢さが足りないと悶々としている女子は、刺激を与える意味で一緒に観るのもアリかも。 |
派手な演出がない分、実際の出来事の描写に忠実なことがわかりますが、平穏な日常の描写が意外に多いので、映画をまだ観慣れていないキッズやティーンの皆さんにとっては、集中力が持つかどうか。ただ、少年期に問題児扱いをされていた3人の幼馴染みが、日常で人の命を救った実話が描かれている点では、皆さんにもぜひ観て欲しいです。 |
© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.
2018.2.28 TEXT by Myson