2018年6月8日より全国公開
ショウゲート
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リチャード・リンクレイター監督作といえば、会話劇の素晴らしさにいつも魅了されますが、今回も期待通り。主演のスティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンの演技も見事で、難しそうなセリフも活き活きとして、リアルに感じます。普通ならタブーな質問も遠慮なく相手にぶつけるサル(ブライアン・クランストン)のセリフや、回顧して悲しいのに3人で笑い飛ばすシーンなど、3人の深い信頼関係、親密さが伺える描写は、セリフ、演出、演技、すべてのスキルが揃っているからこそ実現できるもの。根底には、戦争、政治という重いテーマを扱っており、コメディでもありませんが、ユーモアとウィットに富んだシーンがたくさんあり、とても身近な視点で観られるし、国民の本心や愛国心もヒシヒシと伝わってきます。質の良い映画を観たいなら、ぜひご覧ください。 |
気まずいシーンはなく、カップルで観て問題というわけではありませんが、3人のおじさんが主人公で、重いテーマを扱っているので、デート向けとは言えません。ただ、リチャード・リンクレイター監督作、主演はスティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという顔ぶれなので、映画好きカップルは興味があったら観てみてください。 |
兵士だった息子の死をきっかけに、1人のおじさんが、昔の戦友を訪ねてくる物語なので、キッズやティーンの皆さんにはちょっとピンとこないでしょう。派手な描写はなく、淡々とした描写なので、人の心情を細かく読み取れる年齢になってから、もしくは映画鑑賞の経験をもう少し積んでから観るほうが、本作の良さがわかると思います。 |
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2018.5.30 TEXT by Myson