2013年6月15日より全国順次公開
ビターズ・エンド
公式サイト 予告編
タイトルの通り3人のアンヌという女性がそれぞれ浮気や離婚などの背景を持ちながら韓国のビーチに旅行する物語。この作品のおもしろいところはフランスの女優イザベル・ユペールが1人でアンヌ3役を演じているところです。3人それぞれ違う背景を持つ女性なのに、上手く演じ分けられていて別人なのがきちんとわかるところが良かったです。また舞台となる場所や関わる人物もほぼ同じなのに、ひとりひとりのアンヌと関わり方が違うのでパラレルワールドを見ているように感じました。 またフランス人と韓国人が英語でコミュニケーションをとっているのですが、英語があまりわからない人が外国人に話しかけられるとこういう感じになるだろうなぁという“あるある”もあって思わずクスッと笑えるところもありました。ぜひ自分なりの感じ方でこの作品を観てください。 |
この映画は雰囲気を感じて楽しんで欲しい作品なので、映画好きなカップルはデートで観てください。浮気や離婚といったキーワードは出てきますが、激しい男女の修羅場や濡れ場もないので安心して観て大丈夫です。付き合って長いカップルや夫婦であれば、観終わってからどのアンヌが良かったか、この映画を観てどんな風に感じたのかを話し合ったらおもしろいと思います。 |
わかりづらいストーリーではありませんが、同じ女優の演じる3人のアンヌに混乱してしまう可能性があるのでキッズには難しいかも知れません。中学生になって理解度が高くなってから観ましょう。ティーンは観ても大丈夫です。それぞれのアンヌの姿を見て自分のこれから進む道について考え、選択次第で自分が全く違う人間になっていくということを感じて欲しいです。 |
2013.6.21 TEXT by Shamy