今までブラピが演じてきたパターンからするとクレイジーでワイルドなタイプの殺し屋かなと思いきや、今回はブラピが演じるジャッキー・コーガンよりも、周囲のキャラクターの方がクレイジーでかなり濃いので、主人公がすごくスマートでさっぱりしたキャラクターに見えて新鮮味がありました。
内容はとても渋く、思ったよりも静かな映画で、観ていて痛みを感じるほど暴力的なシーンもありますが、ところどころ「あれ?ここは笑っていいの?」というシーンも多く、観る人によっては笑える映画なのかも知れません。さらに、ジャッキー・コーガンは殺し屋でありながら周囲で起きていることを穏便に治めようとするコーディネーターのような立ち位置ですが、うまくとりまとめているというよりも手に負えていない感じが滑稽で、その辺も予想外でした。
そして本作の魅力としては名優が勢揃いしているところ。リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、サム・シェパードと渋メンが集結で、映画好きにとってはたまりません。わかりやすいタイプの映画ではないですが、観る側の解釈次第で楽しみ方がいろいろありそうです。 |
殺し屋の映画なので、明るく楽しい映画ではないし、ボコボコ殴ったり蹴ったり痛いシーンや、ひたすらエロい話をするシーンがあるので、デート向きではありません。ただ2人とも映画好きならば、今までのブラピの作品と今作を比較してみたり、脇を固める名優たちについて語ったり、話が盛り上がるかも知れません。あとは男子は好きそうな映画なので、女子が大丈夫であれば、デートで観てもオーケーでしょう。 |
R-15なので、キッズと中学生は観られません。暴力シーンや性的な話題、ドラッグでずっとラリってるキャラクターが出てくる映画なので、ティーンにオススメというわけにはいきませんが、映画を好きになってきていろいろ観てみたいという高校生以上のティーンは、俳優に注目して観てみると良いでしょう。ブラピをはじめ、気になる俳優をチェックして、他の出演作なども観てみると、映画の知識が広がって、もっと映画に興味が湧くと思いますよ。 |
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