2013年6月22日より全国公開
ライブ・ビューイング・ジャパン
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『グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-』(2006)が達成した韓国映画の観客動員記録を6年ぶりに塗り替え、韓国映画史上1位を記録した本作。物語は韓国の泥棒チームと中国の泥棒チームがタッグを組んで、幻のダイヤモンドを奪うというもの。でもこのチームには過去に因縁のあるメンバーが何人かいて一筋縄ではいきません。チームワークで結束しているのではなくそれぞれの思惑を抱えてのダイヤモンド強奪作戦は、誰がいつ裏切るかわからない展開になっています。が、そこまでドキドキハラハラさせられることはなく、気楽に楽しく観られる泥棒映画といった感じです。ところどころコミカルな演出もありますが、このノリは何だか昔の日本映画のノリに似ている気がして、やっぱりアジアのノリってこうなのかなと思いました。そして、やはり突っこまずにいられないのが、チームの二人のメンバーが日本人の振りをするシーン。日本語が堪能という二人は作戦のために日本人夫婦の振りをするのですが「そこまで日本語堪能じゃないよね(笑)」と言いたくなるしゃべり方。「それではホンモノの日本人にはばれますよ〜」と日本人なら誰でも思うし、「そこ日本人の振りしなくても良かったんじゃない?」って思えてなりません。でも、この手の映画はそういうノリも含めて楽しむのが流儀ってもんですよね。 |
デートで観ても全然オーケーです。ラブストーリーの要素は後半出てきますが、いかにもラブシーンというのは少ないので誰でも観やすいと思います。アジアのスターが多数出ていますが、よく知らなくても問題ありません。ストーリーもとてもわかりやすいのでふらっと立ち寄って観るというノリでも大丈夫です。それほど内容も深くないので、その場をとにかく楽しむという気楽さもあります。 |
ストーリーはわかりやすいのでキッズでも理解できるとは思いますが、一部人間関係の部分では大人同士の恨み辛み、過去のしがらみなどが出てくるので、そこは子どもにとってはピンとこないかも知れません。ただ、ダイヤ強奪の作戦を楽しみ、思いっきり外国人なまりで日本人夫婦を演じるメンバーの様子など、ツッコミどころのあるおもしろいところに着目して観てもらえれば楽しめるのではないでしょうか? |
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2013.6.21 TEXT by Myson